環境認識について②
前回の環境認識について①では、世の中のたくさんのFX情報商材は手法ばかりがクローズアップされており、短期的には稼げるかもしれないが、長期的に稼ぐのは難しい。
そして、それを打破するのが環境認識だ、という話をしました。
ここでは、どうやって環境認識とチャートパターンを組み合わせていったらいいのか、という部分を話して行こうと思います。
これを知っているだけで、あなたのトレードに取り入れるだけで、勝率はかなり上がりますよ。
ぜひ環境認識と絡めたエントリーをあなたのトレードに取り入れてみてください。
では具体的に見ていきましょう。
このように、5分足を見ていたら、レンジブレイクアウトがおきたとします。
あなたは、とある情報商材で「レンジをブレイクアウトしたら、そのまま流れに乗っていく」という手法を知っているとします(ここの部分はざっくりとですみません)。
そしたら、あなたはこのチャートを見てどう思いますか?
おそらく、「よーし、まってましたー、レンジがブレイクしたから、買いでエントリーしよう」と思うのではないでしょうか。
こういうエントリーを繰り返していると、たまたま勝てることはありますが、上に抜けたと見せかけて、一気にレンジの戻ってきて、そのまま下に抜けていく、という場面にも多々出くわします。
僕もFXを始めた当初は、チャートを見るたびに、5分、15分足で勝てるチャートパターンをひたすら探していました。
そして、これだー!と思ってエントリーするが逆行。
この繰り返しでした。
確かに勝てる手法、パターンを用いているのに、なぜ自分はこうも勝てないのか、ずっと考えていた時期があります。
そしてその答えが環境認識だったんですね。
環境認識を組み合わせたエントリーでは、まだこの段階でエントリーしてするかは決めません。
エントリーしてはいけない、というかエントリーする根拠が足りません。
このような場面でエントリーするかしないか、を判断する1番大きな判断材料は長期足がどのような状態にあるか、です。
長期足がこのような形状をしていたらどうでしょう。
いわゆるダウントレンドですね。
もし長期足がこのようになっているのであれば、買いでエントリーするのは避けたほがいいでしょう。
なぜなら、相場の大きな流れは下方向の力が強いわけで、短期的に上昇しても、すぐに押し戻される可能性が高いからです。
逆に長期足がアップトレンドを形成していれば、買い圧力のほうが強いことを示しており、買いが圧倒的に有利といえます。
すごくシンプルじゃないですか?
買いの方が強ければその流れに乗っていく、大きな流れと方向性が逆であれば、大きな流れに押し戻される可能性が高いので、エントリーは控える。
こんなふうに、シンプルに考えてください。
次回は環境認識を味方につけ、レンジ相場で利益を得る方法を話そうと思います。
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ボラティリティーとは
ここでは、ボラティリティーという言葉の意味について話していきます。
FXをやっていて、情報商材や本などで勉強をした事のある方なら何度かこの言葉を聞いたことがあるでしょう。
「ボラティリティーが高い」、「ボラティリティーが低い」というように使われます。
では、ボラティリティーとは何か。
ボラティリティーは価格変動の度合いのことを指します。
ボラティリティーが高い、といった場合、相場が大きく価格変動を起こしやすい状態であること。
逆に、ボラティリティーが低い、といった場合、価格変動幅が小さいことを意味します。
つまり、ボラティリティーとは、相場が活発に価格変動をしているのか、もしくはしていないなのかを見極める手段の一つなのです。
ここからいえることは、ボラティリティーが高い場面ではトレンドを形成しやすく、ボラティリティーが低い場面ではレンジを形成しやすい、ということです。
また、相場はレンジとトレンドを繰り返して形成されています。
なので、レンジが形成されている(ボラティリティーが低い)ということは、いずれトレンドに移行することを意味していて、トレンドが形成されている(ボラティリティーが高い)場面では、いずれレンジに移行することを意味しています。
もし、トレンド相場で優位性のある手法を使っているなら、ボラティリティーが拡大する場面を狙うのが理想的です。
また、ボリンジャーバンドを使えばボラティリティーをチャート上に表示させることができます。
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